残念ながらウィルコムの純減に貢献してしまった私ですが、日本の技術であるPHSは生き残ってほしいと願っています。
最近のウィルコムの経営危機報道には心配しているのですが、この記事を見てさらに驚き。
再生機構のウィルコム支援の実態は、 ソフトバンクのＭ＆Ａ支援か？ | 経済ジャーナリスト 町田徹の“眼” | ダイヤモンド・オンライン
この町田さんというジャーナリストは、企業再建とか再生とかでよく出てくる人です。
気になるのは、現行のPHSを運営する会社と、次世代PHSを開発する会社に分け、前者を機構が、後者をソフトバンクが主導することが検討されているらしい。
つまり、もう需要が飽和している現行PHSは機構に、今後伸びしろがありそうな次世代PHS開発をソフトバンクが担うということ。
公的資金を絡ませながら、「お荷物」は再生機構に背負わせて、自分はこれからの技術である次世代PHSをもらうと。
もともとエリアが狭く通信障害も多くてインフラ不足が指摘されているソフトバンクなので、データ通信やiPhoneなどの通信量が多いユーザーを将来的には次世代に誘導したいのではないですかねえ。
こういう記事を読むと、孫氏が2.5GHz帯割り当てに固執していたのが思い出されます。結構激しく言ってました。
孫正義氏が他社を激しく口撃--2.5GHz帯をめぐる争い:ニュース - CNET Japan
PHSは生き残ってほしいけど、このやり口はなんとなく胡散臭い感じがしています。
