おおむね備忘録

個人的に後で見返したいような内容を書きとどめておきます

HYBRID W-ZERO3雑感

遅すぎますが、dawnpurpleなりのHYBRID W-ZERO3雑感を記しておきます。

最近ではmemn0ckさんの記事が上がっていますね。
3.5G高速通信とクリアなPHS通話を兼ね備えた ウィルコムHYBRID W-ZERO3」速攻レビュー - デジタル - 日経トレンディネット
http://trendy.nikkeibp.co.jp/article/pickup/20091116/1030256/

事業が厳しい中で個性的なモデルをリリースする関係者には頭が下がりますが、個人的にはネガティブです。

▼良ポイント
○質感 携帯らしいですねえ
○機能面 カメラのランクアップ、大画面・赤外線搭載などなど これも携帯レベルに達してきましたね。
○PDFショット 地味に便利そう
SIMフリー これも玄人好みな機能ですけどねえ。

個人的に一番の良ポイントは
○物理キーの方向キーとエクスクロールの採用
です。
他機種ではiPhoneもどきで物理的に方向キーも存在しない傾向が強いですが、WindowsMobileのUIではタッチだけでは入力に難があります。せめて方向キーは物理的に必要。
またエクスクロールはJOGスクロール的に使えることを期待してます。アドエスでは賛否両論でしたが、私は好きです。

▼残念ポイント
×CPU WM6.5は多少は軽いそうですが、、このCPUでは荷が重いでしょう・・・似たようなCPUのS21HT使ってますが、解像度が増えた分さらにもっさりしそう・・・。
×QWERTY廃止 W-ZERO3としては私はこだわっていたので。だったらW-ZERO3という名前やめた方がよかったんでは・・・
スライドだと重量バランスが悪くて打ちにくい気がしますし。
むしろ折りたたみにした方が独自性もあり、実装面積も稼げてよかったと思います。
×重量158gですか、、、ちょっと重めですねえ。

そして、私にとって決定的なダメポイント
×CORE 3Gの搭載
です。意外に思われる方もいるかもしれませんが。

今回type G対応W-SIMを搭載しながら、CORE 3G契約必須にして通信はCORE 3Gで行うという方針なようです。
なぜtype G対応W-SIMでの通信を前面に出さないのでしょうか。

ウィルコムにこだわって遅い回線でも我慢して使ってきたというのに、ここにきてMVNOでドコモの回線を強制するのは違和感があります。
(CORE 3Gも特に都心では速度的なメリットはかなり限定的らしい。混雑しているとてき面に遅くなるそうで。)
今でもPHSを使ってるユーザーさんはSAR値などを気にしていると思いますが、その点でもメリットはなくなります。

基本的にW-SIMで通信で、よければCORE 3Gも使えますよというスタンスならよかったんですが、最初から通信はCORE 3Gでお願いしますという態度に、PHS事業者としてのプライドみたいなものを感じないのです。

今回のHYBRID W-ZERO3は、qwertyへのこだわりとPHSへのこだわりを持った人を置き去りにするものであったと思います。
もちろんWILLCOM 03とか継続販売しているからいいじゃんという話はあるでしょうが。
モノとして魅力を感じる部分も多々あるだけに、残念に感じました。